bFGF(basic fibroblast growth factor) またはFGF2は細胞から分泌される細胞成長因子のひとつで、細胞を分化、増殖をさせる内因性蛋白です。 このbFGFは、組織修復に大きな役割を果たしています。皮膚潰瘍等の組織欠損部での使用は、肥厚性瘢痕や拘縮の発生を抑制しながら、健常な肉芽組織を促進します。また、血管新生による血流改善により虚血部位の機能改善にも利用されます。そして美容医療領域では、顔の深いシワやくぼみの改善に利用されています。
FGF組織再生療法は、繊維芽細胞を増やす薬剤を混ぜ、シワやくぼみの対象部位に注入することにより、その部分の皮下組織のボリュームが増えます。そうすることで、深いしわやくぼみを改善させることが可能です。この治療の最大の特徴は「くぼみ」や「深いしわ」が、ヒアルロン酸のように体内に吸収されてしまうような一時的改善ではなく、半永久的にその効果が維持されることです。特に、くぼみ目やほうれい線を改善させることは、若返りの効果が高いと言えます。
フェイスリフト手術をしても、鼻唇溝(ほうれい線)に対する効果は意外に小さく、ほうれい線を気にして、思い切ってフェイスリフト手術を受けたものの、ほうれい線に対する効果に失望した人は少なくない。ほうれい線を改善する、「もっとも手技的に簡単で、受けた人も効果を実感し易い方法」は、ほうれい線直下の皮下組織のボリュームを増やすことです。この観点からなら、ヒアルロン酸等のフィラー(充填物)で改善させることは理にかなっている。ボリュームを増やす「実体」が、ヒアルロン酸等の「異物」ではなく、自己組織のFGFが最もいい方法と言えます。
FGFによる最大の利点は、自己組織の容積増加による改善であるため、吸収されてしまうヒアルロン酸のように反復して注入する必要がありません。そしてヒアルロン酸は、体内に長期間残留することでアレルギーを起こすことが稀にあります。その点、FGFは体内ですぐに分解されるため、その類いの副作用の可能性がありません。また、この治療の有効性を高める為、「施術部位の至適濃度」を把握する必要があり、しわ・くぼみの程度によってさらに細かい濃度調整と注入量の調整を行っているので、極めて高い効果が実現できるのです。
ルネッサンス美容外科のFGF組織再生療法は、様々な部位に適用可能です。くぼみ目、目の下のクマ、目立ってきたほうれい線、コケた頬、こめかみの痩せ、筋張って静脈が浮き出た手背・・などの改善にはFGFが最適です。FGFによる最大の利点は、自己組織の容積増加による改善であるため、反復して注入する必要が無いとしまうので遅延型アレルギーを起こすこともありません。FGFによる組織再生治療をし始めてからすでに8年以上が経過し、数多くの症例を長期間観察してきて、FGFによる治療は「極めて有効性安全性が高い」ということを改めて実感しており、特に「くぼみ目」「鼻唇溝(ほうれい線)」に対する治療の有効性は特筆に値します。
手術前にご不安や疑問を直接相談できるメール相談システムがございます。お電話でのご予約の前に聞かれたい内容はお気軽にご相談ください。当院は完全予約制となります。
医師とのカウンセリングの前に女性カウンセラーと事前に問診させて頂きます。ご希望の幅など質問内容もまとめてくれるので、カウンセリングも分かりやすく不安を解消して頂けます。
ご要望をお伺いした上で、医師が分かりやすく治療法、治療内容をご説明致します。貴女にとって最適な治療をご提案しますので、ご選択ください。
(1)「FGF」の薬剤を作成してします。
(2) 希望箇所に表面麻酔をします。
(3) 希望箇所に注入する。
所要時間:約10分です。
術後の経過について不安があった場合は、専用番号をお伝えさせて頂き気兼ねなく直接アドバイスを得られる為、次の診察まで不安を抱える必要はありません。再診も治療毎に設定しております。
※すべて税抜きの料金になります。
深いしわには、FGF組織再生療法やヒアルロン酸などの注入がメスを使わず効果的です。
お顔全体のしわやたるみには、たるんだ皮膚を切り取るフェイスリフトなどの外科的手術が最良ですが、切る手術に抵抗がある方には、金の糸やプラチナの糸美容術、もしくはXトーシスでリフトアップの効果を得る事も出来ますので、一度カウンセリングにて的確に診察し、症状に応じて治療をご提案致します。
注入後は少しむくんだ状態で、腫れぼったく感じる方もいらっしゃいますが、それほど気にされる方はいない程度です。その後、薬剤自体は急速に吸収されるのですが、同時にFGFにより脂肪組織増殖も並行するので、1週間後には注入直後のボリュームの70%程度くらいまで脂肪の容積が増加します。
「肌再生FGF組織再生療法によるしわ治療」により回復したボリュームは、ヒアルロン酸のように無くなりません。
当院の臨床経験では数年後でも良好なボリュームを維持できています。基本的には一度で、しわの深さが浅くなり改善するので、2回目の注入は必要性は少ないと考えています。ただ、ご本人の希望でもっとボリュームをつけたいという人には、4週間以降には2回目の治療は可能ではありますので、その際はご相談ください。
当日よりお化粧、洗顔、入浴は可能です。
但し、熱いお風呂や長湯は皮下出血やむくみが強く出る可能性があるのでなるべくお控えください。処置部位に赤みがある場合は無理にこすらず洗い流すようにしてください。また注入当日は飲酒はお控えください。
◇日本美容外科医師会所属 ◇日本美容外科学会(JSAS)専門医 ◇日本美容外科学会会員